令和4年9月6日、廣現寺会館において婦人会主催による秋季講演会が開催されました。
台風11号の影響も考えて開催の有無を悩みましたが、
菊池においては、開催時間には台風が過ぎ去った後であること、
思ったより風や雨が強くないことを関係者と協議し開催することにいたしました。
ご講師は、大分県日田市三河町にあります法林寺の坊守様、
水之江陽子先生をお招きしてのご法話でした。
お寺に生まれ、小さき時にあったエピソードから始まり、
大学の話、祖父の話、父の癌の話、などなど
全てが大きな仏縁となって今の私があるということ。
そして、倶会一処のおあじわい。
お浄土でふたたび会う世界をいただくということは、亡くなった方にまた会えるということにとどまらず、
私が往くべき処と方向が定まり、安心して今を生きていくことができるということ。
明日、私がどうなるかはわからない、お念仏も称えられないかもしれないし、
お浄土なんて考えることもできないかもしれない。
でも、生き方も死に方も問わず、ただ「われにまかせよ必ず救う」という
阿弥陀様のお呼び声である南無阿弥陀仏のお念仏を今聞いて、今喜ぶことができる。
安心してまかせていける世界をいただいているから、
私どもはどうであろうとも大丈夫なはたらきのなかにあるのです。
ですから、生かされて生きる今を喜ばせていただきましょう。
今日、皆様に会えてよかった。
今日、仏様のお話を共々に聞かせていただいてよかったとおっしゃられ、
終始、先生の法悦がにじみでて、涙と喜びに包まれた時間でした。
陽子先生、ご聴聞のご縁を度々いただきありがとうございます。
皆様の見送りの際、お寺の庭先に目を向けると、
彼岸をつげる曼珠沙華が咲き始めていました。
もうすぐ秋のお彼岸ですね。称名
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